スケッチ作品解説 その5
「Nくん」です。
ある年の夏キャン、毎日の課題としてスケッチをしてもらいました。日替わりのテーマは「班サイト」だったり、「ハイキング」だったり、自分で時間を作って毎日一枚スケッチを提出してもらいました。
「Nくん」というのはその時のテーマの一つで、当時の隊付の名前です。彼は後輩につきまとわれ、恥ずかしそうにしていました。
オーソドックスに正面から描いた絵です。指名手配に使えるくらい雰囲気をつかんでいます。
-
似顔絵も観察力が試されるスケッチです。植物ほど線がハッキリと現れていないので、細かい線や塗りなどを使って自由に表現したらよいと思います。
前の絵と合わせれば、Nくんの風貌がほぼ分かります。でも、この絵、描いた人の方に似ているんですよね。
-
キャンプでスケッチの課題を出したのは、工作や炊事などで時間に追いかけられる忙しさの中、気持ちを落ち着かせる時間を持って欲しかったから。
新入隊員のサボる言い訳にもなるでしょう。
独創的な角度からのアプローチです。目を閉じているのに、目元がそっくり。一番似てるかな。
-
キャンプではリーダーから与えられたプログラムを待っていて楽しむのではなく、自分たちで楽しさを探して欲しいですね。
スケッチはキャンプでの手軽な楽しみだと思うのですが。わたしだけ?
|