たき火
たき火のインパクト
インパクトとは人間の活動が自然環境に与える悪影響だと思ってください。野外活動をおこなってインパクトゼロは無理ですがローインパクトを心がけたいものです。
たき火も環境に少なくないインパクトを与えています。
火つけ
火が燃えるには、三つの条件があります。燃料と温度と酸素です。これらが揃わないと炎はあがりません。
- 燃料とは燃えるモノそのもののことです。
たき火ならまきのことです。まきが無ければ火はつかないのは当り前。
- 温度が低いと、火はつきません。
まきにマッチを近づけてもすぐには火はつきません。しばらく同じ場所を熱し続けるとやっと火がつきます。これは、火がつく温度が燃料ごとに決まっていて、その温度まで上昇するのに時間がかかるからです。
- 酸素がないと燃えません。
要するに十分に新鮮な空気が燃料の周りに流れ込むようになっていないと燃焼しないということ。
以上の点を頭に入れて、上手な火つけを考えましょう。
火つけのためのたき付けには新聞紙を使っていると思います(もちろん新聞紙なんか使わなくても完璧な火つけが出来る人は別ですが)。この新聞紙は乾いていることが最低条件なので、ビニール袋に入れて携行・保管しましょう。
たき付けにするには新聞紙をクシャクシャと丸めて使っていると思いますが、少し固めにしぼってみましょう。固めずに新聞紙に火をつけると火はスーと走って終わりですが、固くまとめておくと火は一カ所でゆっくりと燃えます。つまり、まきの温度が上がるまで一カ所をゆっくりと熱するわけです。この時火吹き竹やうちわで風を送らないでください。炎がゆらいでしまい、ゆっくりとまきを熱することが出来ませんし、風でまきを冷やしていることにもなります。種火が出来るまでしばらく我慢をしましょう。
時々信じられないことをしている人がいます。たき付けをまきの上においても火はつきません。炎は上へ上へとあがるので、炎よりも上に燃料がないとなかなか火は燃え移りません。火がつきはじめて段々と太いまきを追加していく時も、上に上に重ねていきます。きれいにそろえて並べてしまわないで、空気の通り道がたくさんできるようにランダムに色々な向きにまきをいれましょう。
| 
