カマド
たき火での炊事はやはり野外活動の醍醐味です。たき火は許可された場所で正しい方法でしましょう。
カマドの役割としては
◯炊具を火にかける--吊したり置いたりして鍋などを火にかけます。ただし、置くには鉄棒や金網を用意しなければならないので、荷物を減らすためには吊したほうがいいでしょう。ナベの重さに耐えられる強さの棒をキャンプ地で探せば、荷物になりません。熱に対して不安があるときは棒を使用前に水につけておきましょう。
◯熱効率を良くする--たき火の熱を逃がさず、炎を鍋に集中させれば熱効率が良くなり、調理時間短縮とまきの節約になります。まきも大切な資源で、自然環境の一部です。
◯火の粉を飛び散らさない--たき火でとにかく注意しなければいけないのは火事です。風下に火の粉が飛ばないようにカマドを工夫しましょう。
オーソドックスな石積みのカマドは上の三つの役割を果たしています。
カマドの後始末
いかにも「ここで火をたきました。」と分かるような跡を見せられるのは気分のいいものではないので、気をつけましょう。カマドはきれいにこわし、消し炭はすべて持って帰りましょう。
消し炭は腐敗分解しないので、いつまでも黒々と汚いままです。まきは灰になるまで丁寧に燃やし尽くすのが基本でしょう。間違っても穴を掘って消し炭を埋めたりしないでください。
石積みのカマドなら始めに石に泥や砂を塗り付けておくと、ススで石が黒くなるのを少しは防げます。カマドをこわすときは石の汚れをタワシなどで落とし、遠くまで石を散らしたおきましょう。
火をたいた痕跡は絶対に残さないようにしたいです。
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