ケガ・やけど
軍手
ケガ・やけどを予防する基本は作業用手袋つまり「軍手」ではないでしょうか。こわごわ作業すると、時間もかかりますし事故も起こりやすくなります。面倒でも軍手をつけてテキパキ仕事をしましょう。
作業用の手袋には革製のワーキンググローブなど高価なものもありますが、質素を旨とするスカウトには軍手がいいでしょう。探せば子供用の小さなサイズの軍手も売っています。
ケガ
刃物を扱うときは軍手を使いましょう。ただし軍手は滑りやすいので、刃物を握る手は素手のほうがいいでしょう。切るもの・削るものを支える手は軍手をしておけば、刃先がすべっても簡単には指を切ったりしません。
きちんと手入れをしていない切れない刃物を使っていると、不必要な力がはいってしまい刃先をコントロールできずに大ケガをしてしまいます。砥石の使い方も勉強しておきたいです。
やけど
軍手の良さは断熱性(熱を伝えない)の良さです。耐火性(燃えにくい)ではありません。2枚重ねにすればさらに断熱性が良くなり熱くありません。
火を扱うときは軍手の材質に注意してください。化学繊維のものや滑りどめのゴムがついているものは逆に危険です。熱で解けたゴムなどが皮膚につくと思いのほか深いやけどになります。綿などの天然繊維を選びましょう。
濡れた軍手は熱を伝えやすくなるので、熱いものを触るときは必ず乾いたものを使用してください。さらに、濡れていると熱が逃げにくいので、熱いと思って手を離しても軍手自体が熱くなっているので、やけどの危険も大きくなります。
もしも、やけどをしてしまったら。とにかく冷やすことです。氷があればいいのですが、無ければ水道の蛇口や川などの流水で冷やしてください。痛みがやわらぐまで20分でも30分でも冷やし続けます。よく冷やせば、痛みや治りの早さが違います。
よく油やミソを塗るといいと言いますが、やけどは傷口が広く雑菌に感染しやすいので、余計なものを傷口にぬらないでください。確かに傷口が空気にふれると痛みを感じますので、そんなときは清潔なガーゼを使いましょう。
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