テーマカラー 2000.6.25新規
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寝る

健康のために寝る。
 「寝る」ことについては「睡眠の量」と「睡眠の質」の2点をみてみましょう。

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挿し絵「そら」

 「睡眠の量」とはもちろん睡眠時間です。

 「就寝時間以後にいつまでたってもガサガサしている」=「うちのスカウトは元気がいい」とか思っていませんか。 寝るべき時に眠れないのは、実は神経質で根性がすわっていないからかも知れません。 こういうスカウトはいつもは元気が有り余っているのに、いざ本番になると緊張して全然だめなんてことがよくあります。 リーダーや班長はこんな所からもスカウトの性格を見抜いておきましょう。

 寝袋に入ってすぐに眠れないのは、もしかすると就寝ギリギリまで激しいゲームをしていたからかもしれません。 昼間の程良い疲れは心地よい眠気を誘いますが、興奮したままの状態ではなかなか寝付けません。 是非とも就寝前には気持ちを落ち着かせるプログラムを用意してください。(たとえば眠気をもよおさずにはいられない隊長のありがたいヤーンとか)

 おなかがすいて眠れない。 それは健康そのものです。 チョコレートなど甘いもので腹の虫をなだめてください。 しかし、こんな時におなかにたまるものを食べてしまうと寝ている間も胃袋が活発に活動するので「睡眠の質」の方がが低下します。

 時間に余裕があれば、昼寝なんてのもいいかもしれません。 海外にはそうゆう習慣のある国も少なくないようです。 昼食後の気温が上がって日差しもきつい時間帯にハードな活動をしなくても。。。
 もちろん、やりたいこと山積みのスカウトにとっては時間がもったいないでしょう。 長いキャンプ中、一日ぐらいそんな日を作ったらどうでしょうという提案です。

挿し絵「そら」

 「睡眠の質」ですが、これはどれだけ体の疲れをとることが出来るかです。 寝て起きたら体の節々が痛い、寝冷えをしたみたい、というのは質の低い睡眠です。

 睡眠時の服装ですが、まさか昼間の作業着のまま寝ていませんよね。 窮屈なジーンズのまま寝たりしたら、全然疲れはとれません。 必ず、就寝用の服に着替えましょう。 私のおすすめはジャージ。 伸縮性が良くて体を締め付けません。 すべての服が泥だらけになって帰りの電車に乗るときの服がなくなったら、ジャージで帰ることもできます。 パジャマではそうはいきませんから。 ただし、このジャージはあくまでも就寝用ですから、最終日まで清潔に保って下さい。

 服装だけでなく、寝るときは体も清潔にして下さい。 シャワーや水浴びが出来なくても、湿らしたタオルで汗とほこりを拭って下さい。 体をきれいにしたら、下着も新しくしましょう。 イメージとしては、皮膚が十分に呼吸できる状態を作ってください。

 質を高めるには、寝床も重要でしょう。 特に体と地面が接する部分は大切です。 大昔みたいに地面を耕して、というのは環境への影響を無視してしまい、スカウトのキャンプにはふさわしくありません。 今はマットなど良い道具があるので、それらを使いましょう。 ロールマットなどは安くて軽いので大いに利用しましょう。 マットには地面の固さに対する効果だけでなく、地面に体温を奪われるのを防ぎ、地面からの湿気を防ぐ効果もあります。

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